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塾長コラム「精神的な自立について」

塾長コラム「精神的な自立について」

2018年10月22日

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前回、子育ての最終目標は「自立」で、
経済・家庭・精神的な自立があるというお話をしました。
今回は「精神的自立」についてです。

精神的に自立するには、
子供の行動に干渉しすぎないことが重要です。

子供の自立のためといって、
子供の行動に干渉する親が多いと思います。

「朝、自分で起きる」
「服を汚さずに帰ってくる」
「片付けができる」
「自分から勉強を始める」
「支度を自分でできる」

親が思っている自立とは、
こういう生活習慣的な自立で、
親の手のかからない、
育てやすい子にすることをさしているのではないでしょうか。

もちろんこういったことは自分でできた方がよいですが、
実は子どものときにできなくてもそれほど心配することはありません。
大人になって本人がその気になれば、
その人なりにできるようになります。

生活習慣を正すときに、
「○○しなさい」といって子供の行動を決めてしまい、
「子供のため」といって親の言うことを聞かせようとしますよね。

子供たちは自分がやりたいことを優先して生活しているので、
親がしてほしい習慣などは優先順位が低く、
出来ないことのほうが多いです。
できていないと毎日叱られるの繰り返しです。

「また○○できていない」「何度言ったらできるの」
「自分がやりたいことばっかりやってないで、
やるべきことをやらなきゃダメでしょ」
「そういえば、まえも○○なことがあった」
「そんなことはやめて、これをやりなさい」
などと毎日のように叱られます。

毎日しかりつけても、直ることはほとんどありません。
叱られ続けた子どもは「自分はダメな子だ」と思い込みますし、
大人の価値観を押し付けられ、
そのやりたい事の順序を無視されると、
子どもは「やる気」をなくします。

そしてだれかの指示に依存し始めます。

大人はその方がコントロールしやすいので喜ぶかも知れませんが、
その結果、指示待ち人間になってしまいます。

幼い頃から「大人のやり方」を押し付けられることで
依存心が強くなるのです。

依存心が強いと、他人の目に縛られてしまい、
「自分を守ること」に必死になるので、
きめられたルールの内側にいるように心がけます。
ルールをまもっていれば叱られませんからね。

世の中の変化や、問題に直面したときには、
情報を集めて、自分で物事を決断していく
「精神的自立」をささえることが重要です。

「精神的自立」の成長は、
思春期頃に一段落するといわれていますので、

中学生までに精神的な自立できるように、
子供を支えることが重要です。

生活習慣については、
親からしたら目につくところでだと思いますが、

なかなか自分でできるようにはなりません。

前回、10才になったら大人扱いする。と書きましたが、
10才までは、親が手伝いながら生活習慣を整えてあげて、

10才になってからは自立させるためにも、
大人扱いしてはいかがでしょうか?

突き放すのではなく、ちゃんとお子様には、
「あなたは、10才になったから、大人扱いをします。
これからは、いちいち指摘しないから、自分のことは自分でするんだよ」

と、伝えて下さいね。

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