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塾長コラム「問題に対応する力をつける」

塾長コラム「問題に対応する力をつける」

2018年12月12日

tasyumi_kiyoubinbou

問題解決までのスピードは、
情報を集め処理する速度に依存します。
処理速度=偏差値なので、
基礎学力はしっかりつけましょうと話しました。

処理速度をはかるには偏差値で判断すればよいのですが、
偏差値が高く、処理能力があれば問題解決できるか?
といえば、そうでもありません。

毎回、同じ問題がでてくるわけではありません。
常に起こってくる新しい問題に対応できる力が必要です。

これは、答えが決まっている画一化された問題を解くだけでなく、
答えのない問題に対して考えて解決する力をつける必要があります。

この、「考える力」ですが、どのようにしてつけていくか、
例えばデンマークでは、“Teach”という言葉を禁じているそうです。

答えがあるため、Teach (教える)わけで、
Teachという概念を否定するところからスタートしたそうです。

生徒を連れて青果店に行って、
お店がどうやってお金を稼いでいるのかを考えさせる授業をします。

仕入れをし、その代金を払う。
お客さんが来て、野菜を買う。
そういった一連の過程を実際に見て、
「売れ残った野菜が棚の上で腐ってしまえば、
お店はつぶれてしまいますね。
では、どうすればいいでしょう?」
という議論をします。

損が出ないように青果店を経営していく方法を考える教育です。

次の機会には果物店に行って、
儲けが出る方法を自分で一から組み立ててごらんという課題を出します。
お金を稼ぐプロセスや、商売の仕組みという答えのない問いを、
みんなで議論してじっくり考えていきます。

10人いれば、10通りの答えがあります。
答えのない問題に対して
それぞれの考え方を理解して話し合いのなかに合意を得ていきます。

これまでの授業では、
答えの決まっている問題に対して、答えわかる勉強のできる子や、
目立ちたがりが、発表して、残の生徒は聞いているだけ。
ということが多く、
一つの答えが決まっている問題に対して皆が解いていました。

これでは画一化された思考しか生み出すことしかできませんが、

答えのない問題に取り組むことで問題解決能力をつけることができます 。

あけぼの学習会では、
企業の協力を得ながら職業体験や自然体験イベントを行っています。

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